感謝の心
長浜の城主となった秀吉が、城下の寺に立ち寄った時に茶を所望しました。
寺小姓の佐吉は、1杯目は飲みやすいようにぬるくたっぷりと出しました。
これを秀吉は一気に飲み干したので、小姓は、2杯目は少し熱くして量は半分にして出しました。
またこれも秀吉はすぐに飲み干しました。
すると3杯目は舌の焼けるほどの熱い茶でありました。これは、ゆっくりと時間をかけて飲みました。
秀吉は、この小姓を非常に気に入って、自分の家来にして重要な役目を与えたそうです。
この青年が、後に「関が原」で家康と戦った石田三成です。
荒れた中学を建て直し、陸上で日本一を13人育てた“カリスマ体育教師・原田隆史先生”の松虫中学の女子マネージャーは、先生が石田三成の話をした訳でもないのに、このようなことを実践していたそうです。
松虫中学には、人材育成の勉強のために、他校の先生や企業の方が来られたりすることが多いのですが、女子マネージャーがその来客者に出す缶コーヒーの順序を、夏は薄いものの後に濃いものを、冬は濃いものからと微妙に変えていたそうです。しかもそのことは、原田先生には一言も言わない。お客様が感心してお話されて初めてわかったのです。
なんと素晴らしい対応ではありませんか。
前者の石田三成は、あの秀吉までもが、その気配りに感動して取り上げた程の人物です。天下を取る取らないの逸材であります。こういう人もいますが、普通の中学生が、なぜそこまでの機転が聴くのか。
原田先生は、澄んだ心で奉仕活動に取り組むと、社会の一員としての自覚が強まり、ひいては、周囲の人々に感謝して思いやる“気付き”の力が高まると言っています。(夢を絶対に実現させる方法より)
損得なしで行う「奉仕活動」が、いかに人間形成で大事なのかがわかります。
石田三成にしても、女子マネージャーにしても、お客様を気遣う気持ちから、このようなおもてなしが自然に出来たのでしょう。
私達もお会いした、お客様お一人お一人に喜んで頂けるような心のこもった対応を心がけております。
そのためには、「澄んだ心」「奉仕」の気持ちを忘れずに、お取り組みさせてもらう事が大切だと思っています。
日時: 2006年06月17日 06:30 | コメント (0) | トラックバック (0)