教えることではなく考えさせること
6月1日のNHKのプロフェッショナル・仕事の流儀を昨日見ました。
サッカー日本代表に小野、川口、田中誠の3人を輩出した静岡県清水商業高校サッカー部監督の大瀧先生の話です。
大瀧先生の指導法は非常に厳しく、気持ちが入っていないプレーには激しく叱りつけます。
選手同士に、相手のミスを指摘し、本音で文句を言わせます。相手の悪いところを指摘し合わない限り、チームの力は上昇しないという考えからです。時にはけんかになったりもしますが、本音で付き合った中に真の友情が芽生えるということです。
たとえインターハイ予選の最中でも、校則違反をした生徒は、いくら主力選手でもメンバーから外してしまいます。
実際に、服装違反をした主力選手をインターハイ予選の試合から外して、予選で敗退したこともあったそうです。
サッカーにはルールがある。ルール違反で勝っても仕方がない。
「勝つことより大事なことがある」と大瀧先生は言います。
高校野球で、事件を起こし甲子園を出場辞退した強豪校がありましたが、明らかにそこの指導者とは考え方が違いますね。
大瀧先生が過去の失敗経験から、学んだこと、それは
「教師の仕事は、教えることではない、考えさせること」。
今、社会人でも「指示待ち族」がたくさんいます。いわゆる「受身体質」ですね。それは、「自分で考える」より「教えを請う」方が楽だからです。
実際指導者側も、中途半端に目先の売り上げや勝ち負けにこだわるだけなら、ヘタに自分の考えを持った社員や生徒より、軍隊方式で「言いなり」に動く人間だけの方がやりやすいのも事実です。
でも、自分で考えもせず、指導者の教えを忠実に実行するだけの生徒や社員ばかりだとどうでしょうか。
状況が急転・変化して、今までのやり方を行っても、結果が思うように出なくなった時にそのまま落ちてしまうのではないでしょうか。
やはりこれからは、大瀧先生を見習って、「行動」ではなく「考動」できる人材を形成していかなければならないですね。
最後に大瀧先生の言葉で終わります。
「自分で考えた答えだけが、自分のものになる」
日時: 2006年06月04日 21:34 | コメント (0) | トラックバック (0)